京都駅から京都河原町へ北上中に見かけた天満宮


天満宮というからには、菅原道真公と関係あるんだろうなぁ
文子って、女の人の名前・・・？
と、近づいてみると



「天神信仰発祥の神社」と書いてある！
しかも北野天満宮の前身と・・・・
北野天満宮が総本宮というイメージなのに、前身が他の場所にあったとは！
びっくりです。

節分前だったので節分祭ありますよ、という掲示物が。
甘酒もいただけたらしい。


文子天満宮由緒書

道真公の乳母だった多治比文子さんが名前の由来。
本当に文子さんという女性の名前を冠した神社でした。
文子さんのご自宅なんですね。

梅が綺麗に咲くんだろうなぁ。

やはり学問の神様。
文子さんは乳母で、血のつながりもないのに託宣を受けるとは、よほど信頼されていたのでしょうね。


白瀧稲荷大明神

お稲荷さんもある。商売繁盛も祈れます。


手水舎



手水は龍です。かっこいい。


相生の御神木

縁結びの御神木。
２本の木が途中から１本になっているため、縁結びの木になっている模様。

オガタマノキ


多治比文子像



文子さんの頑張りのおかげで天神信仰が生まれたような気がします。

白太夫社と老松社、福部社、火之御子社　

白太夫社は子宝にご利益あり。




老松社は植林林業の神　
福部社は開福招福の神　
火之御子社は雷除け、五穀豊穣の神
多岐にわたるご利益がありますね。


本殿右奥に天神様の腰掛石があるとのこと。

道真公ともなると、腰掛けられただけで石が祀られるんやなぁ。

風情がありまくりですね～(^－^)




文子殿

文子さんも祀られていた。よかった・・・
「全国文子会」なる会も設けられているらしいです。

牛みくじ

かわいい～天満宮と言えば牛ですもんね。
道真公が丑年のお生まれだからだそうです。

天神縁起

受験の神様でもあるから合格祈願もしてくれます。
しかも受験日当日にしてくれるみたい。心強いですね。




狛犬ならぬ狛牛



それにしても、菅原道真公は失脚して、失意の中でこの世を去り、死後に天災があって、人々がたくさんなくなったりして、公の祟りだと恐れられ、日本三大怨霊の一人とされたそうです。調べてみると、怨霊を鎮めるための神社はけっこうあり、神社の成り立ちって様々なんだなぁと。
ちなみに日本三大怨霊は菅原道真・平将門・崇徳天皇（崇徳院）だそうです。
でも、もしかしたら誰も怨霊になんてなってなくて、災害や天変地異がこれで収まると信じる心が形になったのかもしれないなぁーと思ったりもします。


広報担当、常々不思議に思っているのですが、神社仏閣にはそれは立派な御神木があるじゃないですか。樹齢数千年とか。
神社が先か、御神木が先か、みたいな。
数千年前なら、その御神木もまだ若木だったはず・・・
この木は立派に育つぞ！と見抜いて御神木として早くから祀ったのか？
すでに大木に育った木の場所に神社を建てたのか？
いずれにせよ、素晴らしい大木にはすごいパワーが秘められていそうです！

文子天満宮HP




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